今回はW杯で日本史上最年少で銅メダルを獲得し、7月にイタリア・ミラノで行われたフェンシング世界選手権で、男子フルーレ団体の一員として史上初の金メダル獲得の快挙を達成した19歳の飯村一輝選手についてご紹介します。
彼はなぜ「フェンシングの天才」と呼ばれるのでしょうか？その秘密と出身校や勝歴、そして父親との関係についても探ります。
フェンシングで活躍する飯村一輝選手のプロフィール
フェンシングというスポーツを知っていますか？剣を使って相手と戦うスポーツです。日本ではあまり有名ではありませんが、世界ではとても人気があります
そんなフェンシングの世界で輝く飯村一輝選手に焦点を当て、そのプロフィールと出身校、大学についてご紹介します。
| 名前 | 飯村一輝（いいむら かずき） |
| 生年月日 | 2003年12月27日（19歳） |
| 出身 | 京都府 |
| 大学 | 慶応義塾大学総合政策学部2年 |
| 身長 | １６８ｃｍ |
| 体重 | 58キロ |
飯村一輝選手は京都府出身で、中学は龍谷大学付属平安中学校に通い、高校はそのまま同系列の龍谷大学付属平安高等学校に進学。現在は、慶応義塾大学2年生に在籍しています。
飯村一輝選手がフェンシングを始めたきっかけ
飯村一輝選手がフェンシングを始めたのは、小学校1年生の終わりごろだったそうです。
飯村一輝選手の父親は、フェンシングの選手であり、指導者でもあります。そんな父親からは何度もフェンシングを勧められたそうですが、最初はフェンシングをするのを拒んでいたそうです。
飯村一輝選手はその当時の事を「THE ANSWER」でのコラム記事で、こんな事を語っていました。
フェンシング一家とも言える環境ではあったが、飯村自身は、当初はフェンシングをするのを拒んでいたという。
「怖いじゃないですか。痛そうだし、なかなかやる気にはならなかったです」
THE ANSWERより
何度か誘われたものの、そのたびに断っていた飯村選手でしたが、小学校に入った年の夏の終わりのこと。
「『MATCH』という微炭酸のジュース、ご存知ですか？ 『買ってあげるから』と言われて、それに釣られて剣を握ったのが初めてでした。最初は遊び程度で週に2回くらいやっていました」
「やっぱり対人競技なので、相手が何を考えてるか分からないのがすごく怖いし、剣も怖かったですね。剣は曲がるんですけど、しなってバンって戻る時に腕とかに当たると跳ぶように痛いんですよね。『やっぱりこれ、いてえよ』。そう思いました」
だが、やめることはなかった。
「小学校2年生の時、初めて四国の大会で優勝して、これぐらいのトロフィーをもらったんですよ。それがもう、めちゃくちゃ嬉しくて」
THE ANSWERより
小学生らしくジュースにつられてしまった飯村一輝選手。とてもかわいいですね。
その後もフェンシングをやめることなく続け、結果が出たこととともに、あるいはそれ以上にフェンシングへのめりこんだ要因をこのように語っていました。
「僕が一番いいなと思っているのは、相手との駆け引きの中で自分の作戦が決まった時の感覚ですね。瞬時に行われる駆け引きが楽しくて、痛みよりも勝っちゃいましたね。小学4年生の時に全国大会で優勝しましたが、準決勝で20、30センチくらい身長が高い相手との距離を詰めるために剣を叩いてみたり、足を生かしたりしていたのは覚えているので、その頃には駆け引きについて多少なりとも理解はあったのかなと思います」
THE ANSWERより
飯村一輝選手は、その驚異的な技術で注目していますが、 彼の本質的な早い剣さばきと的確な判断力は、小学生の時から養われ、競技面において優れた成績を見極める秘訣と言えますね。
飯村一輝選手の勝歴
飯村一輝選手は小学生のときから父親の指導を受け、素晴らしい成績を収めてきました。
その後の主な勝歴
2015年 第1回全国小学生フェンシング選手権大会 男子フルーレ5，6年の部 優勝
輝かしい第1回大会での優勝は素晴らしい！
東日本少年フェンシング大会 男子フルーレ 優勝
2018年 「第４回全国中学生フェンシング選手権大会 中学生フルーレ」で優勝。
「アジアジュニア・カデフェンシング選手権大会」で個人7位、団体2位。
2019年 インターハイ男子フルーレ3位、日本フェンシング選手権大会 男子フルーレ3位。
2022年 JOCジュニアオリンピックカップ フルーレジュニアの部 優勝
世界カデ・ジュニア選手権 UAEドバイ大会 フルーレ個人優勝。
ジュニアワールドカップイギリスロンドン大会 フルーレ ジュニアの部 個人準優勝 団体優勝。
2023年 ワールドカップエジプトカイロ大会 フルーレ 団体優勝
15歳で男子フルーレの日本代表に初選出されるなど頭角を現すと、22年4月の世界ジュニア選手権で金メダルを獲得。今年7月にミラノで行われた世界選手権では男子フルーレ団体の一員として史上初の金メダル獲得に貢献した。
THE ANSWERより
飯村選手の勝歴と受賞歴を紹介しました。飯村選手は、フェンシングの天才と呼ばれるだけありますね。飯村選手はまだ19歳と若くて将来が楽しみです。次回の大会でも飯村選手の活躍に期待しましょう。
そして、飯村一輝選手に2023年8月、「京都府スポーツ賞特別名誉賞」が授与されました。
凄い！おめでとうございます！
飯村一輝選手の家族は？
飯村一輝選手の家族構成は、父親でありフェンシング指導者の栄彦さん、母親、妹の彩乃さん、弟の要くんの5人家族です。
妹の彩乃さんも兄と同じ龍谷大学付属平安中学校から龍谷大学付属平安高等学校への道を歩んでおられます。また彩乃さんも、フェンシング日本代表選手として活躍され、弟の要くんもフェンシング競技をしているまさに素晴らしいフェンシング一家ということですね。
ライオンのミライモンスター
そんな素晴らしいフェンシング日本代表の飯村一輝選手が、「ライオンのミライモンスター」の番組で、特集されます。「ミライモンスター」へは過去に出演されたことがあるそうですが、今回もどんな姿を見せてくれるのでしょうか？楽しみですね。
ライオンのミライ☆モンスター
フジテレビ系列 10月22日(日) 11:15～11:45放送予定
まとめ
飯村一輝選手は、フェンシングの天才と呼ばれるほどの才能と実力を持っています。
この記事では、飯村選手の人物像や経歴や受賞歴、家族について詳しく見てきました。
飯村選手は、小学生からフェンシングを始めて、高校や大学そしてまだ19歳ながら多くのタイトルを獲得し、その才能と努力によってフェンシングの世界で輝き続けています。
彼の軌跡は多くの若いアスリートにとって励みとなり、フェンシング界に新たな光をもたらしています。飯村一輝選手の今後の活躍にも期待が高まりますね。
最後まで読んで下さりありがとうございました
