「世界ふしぎ発見!」は、1986年に放送を開始し、以来37年間にわたり多くの人々に愛され続けてきましたが、この長寿番組は2024年3月をもって幕を閉じることになりました。
- 番組終了の3大理由
- 番組終了後の後番組
- 1986年の主要な出来事とその年に流行った曲
この記事では、番組終了の背景と具体的な終了理由、そして後番組と番組が始まった1986年について詳しく解説します。
1. 「世界ふしぎ発見!」番組終了の背景
1-1. 番組概要と番組終了の背景
「世界ふしぎ発見!」は、長い間、私たちの週末の夜を彩り、司会者の草野仁さんをはじめ、多くの著名人が出演し、世界各地の「ふしぎ」を届けてくれ、その知識と魅力で番組を盛り上げてきました。
しかし、2024年3月をもって「世界ふしぎ発見!」はその長い歴史に幕を閉じることに。
番組終了の発表は多くのファンにとって予期せぬものであり、なぜこんなにも愛されている番組が終わるのか、その理由について多くの憶測が飛び交いました。
2. 世界ふしぎ発見!終了の3大理由
番組終了の背景には、いくつかの要因が重なっているのではないかと言われています。
2-1. 理由その1:出演者の高齢化
「世界ふしぎ発見!」は、37年半もの間、私たちに世界の不思議を紹介し続けてきました。
番組を象徴するような存在となった草野仁さんをはじめ、黒柳徹子さんなど、多くの出演者が高齢に。
名前 | 生年月日 | 年齢(2024年3月時点) |
---|---|---|
草野 仁 | 1944年2月24日 | 80歳 |
黒柳 徹子 | 1933年8月9日 | 90歳 |
野々村 真 | 1964年6月24日 | 59歳 |
岡田 圭右(ますだおかだ) | 1968年11月17日 | 55歳 |
草野さんは80歳、黒柳さんは90歳を超えるなど、番組の主要メンバーの高齢化は、番組運営にとって無視できない課題となっていました。
黒柳さんも草野さんもやっぱり毎週のレギュラー収録はそりゃしんどい!むしろよく続けてこられた事が凄い!
特に、草野さんは番組の顔として長年活躍されてきましたが、司会を石井亮次アナウンサーに譲られた後も、毎週の収録参加が体力的に厳しくなっていたのかもしれません。
2-2. 理由その2:視聴率の低迷
テレビ業界全体が視聴率の低迷に悩む中、「世界ふしぎ発見!」も例外ではありませんでした。
かつては20%を超える視聴率を誇っていた番組も、近年は平均世帯視聴率が5%にまで落ち込んでいたそうです。
特にテレビ局が重視するコア層(13~49歳)の視聴率は2%と、同時間帯の番組内で最下位に。
このような状況は、番組の存続にとって大きな打撃となり、終了の原因のひとつとなったのでは?と考えられます。
2-3. 理由その3:予算問題
「世界ふしぎ発見!」は、日立グループ1社が長年にわたってスポンサーを務めてきましたが、番組の予算を1社だけで支え続けることが難しくなっていたのかもしれません。
特に、番組の特色である海外ロケは、他の番組に比べても予算がかかるため、経済的な負担が大きくなっていました。
他の海外ロケ番組が複数のスポンサーを持つ中、日立だけで番組を支えることの難しさが、終了を決定づける一因となった可能性が高いですね。
そりゃあ1社だけで支えるのはキツいよね!
レギュラー放送の終了と特番への移行は、このような予算の問題を解決するための策だったのかもしれません。
3. 世界ふしぎ発見!番組終了後の特別番組と後継番組
3-1. 番組終了後の特別番組
「世界ふしぎ発見!」のレギュラー放送が終了するというニュースは、多くのファンにとって寂しいものでした。
でも、番組が完全に終わるわけではないよ。今後は特別番組として、私たちの元に戻ってくる予定!
特別番組では、これまでの「世界ふしぎ発見!」の魅力をそのままに、さらに深く、そして新しい視点から世界の不思議や魅力を掘り下げていく内容が期待されています。
3-2. 世界ふしぎ発見!の後番組は?
長寿番組の「世界ふしぎ発見!」が終了したあとには、どんな番組が新たにスタートするのでしょうか?
4月からは、ハライチ・澤部佑と同局の杉山真也アナウンサーがMCを務めるマネーリサーチバラエティ『世の中なんでもHOWマッチ いくらかわかる金?』がスタートします。
この番組は、昨年の12月に一度特別番組として放送されて好評だったようで、今回のレギュラー化に決定したそうです。
4. 世界ふしぎ発見!が始まった1986年はどんな年?
世界ふしぎ発見!が始まった1986年っていったいどんな年だったのでしょうか?ちょっと気になったので調べてみました。
4-1. 1986年に起こったできごと
1986年と言えば、世界史においても日本国内においても、多くの記憶に残る出来事がありました。
この年は、科学技術の進歩とともに、国際的な緊張や自然災害など、さまざまなニュースが世界を駆け巡りました。
- チャレンジャー号爆発事故
- ハレー彗星が大接近
- チェルノブイリ原発事故
- ダイアナ妃来日フィーバー
- パンダ国内初繁殖成功
- サッカーW杯でアルゼンチンが優勝
- 三原山噴火
- フライデー襲撃事件
日本では、バブル経済の真っ只中にあり、経済的には非常に活発な時期でした。また、スタジオジブリが「天空の城ラピュタ」を公開し、大ヒットを記録した年でした。
4-2. 1986年に流行った曲たち
1986年の音楽シーンは、多様性に富んでおり、様々なジャンルの音楽が流行しました。
- CHA-CHA-CHA 石井明美
- DESIRE -情熱- 中森明菜
- 仮面舞踏会 少年隊
- My Revolution 渡辺美里
- 恋におちて-Fall in Love- 小林明子
- ジプシー・クイーン 中森明菜
- OH!! POP STAR チェッカーズ
日本では、チェッカーズの他にも、小泉今日子の「木枯しに抱かれて」など、数多くのヒット曲が生まれました。
これらの曲は今でも多くの人に愛され、懐かしのヒット曲として語り継がれていますね♪
知らない人も多いのかも..
5.まとめ
長年にわたり私たちの知的好奇心を刺激し続けた「世界ふしぎ発見!」が、ついに幕を閉じることになりました。
しかし、番組の終わりは新たな始まりでもあります。特別番組としての復活が予定されており、これまでと変わらぬ魅力を私たちに届けてくれることでしょう。
1986年の放送開始から今日に至るまで、番組が紡いできた歴史と、これからも続く「世界ふしぎ発見!」の旅に、引き続き期待していきたいと思います。