2023長崎県のド派手なお盆の真実!花火や爆竹には大きな意味が

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 1年に1度、親族総出で故人を迎えるのが「お盆」の時期ですね。

長崎県では、お盆にロケット花火を打ち上げたり爆竹を打ち鳴らしたりして派手に行うのが習わしだそうです。

それにはいったいどのような意味があるのでしょうか?

今回はそんな長崎のド派手なお盆の風習について探ってみます。

目次

長崎県の風習のならわし

8月15日はお盆の最終日、長崎では初盆を迎えた故人の御霊を送る「精霊流し」が開催されます。

長崎県は、唯一貿易ができる街として、海外との交流が盛んだった地域。そこで中国から長崎に爆竹や花火が伝わってきました。

そして、中国では花火や爆竹は故人を喜ばせる」「派手な音で魔除けをするという意味があり、そのことから長崎では、お盆にお墓で爆竹や花火をするようになったそうです。

音で邪気を払うっていう意味なのね

長崎県のド派手なお盆~精霊流し~

お盆の時期にお墓参りをするのが一般的ですが、それだけではなく、「精霊流し」という風習もあります。これは、旧暦の8月15日に、前年に亡くなった人の霊を送る儀式です。

故人の霊を乗せた精霊船という小さな船を作り、盆提灯や花などで飾ります。そして、川や海などの水辺に持って行き、爆竹を鳴らしながら流します。

そもそも「精霊流し」は、初盆の故人の御霊を「精霊船(しょうろうぶね)」と呼ばれる船に乗せて極楽浄土へ送り出す行事。初盆でない場合は藁を束ねて作った菰(こも)という物にお供え物を包みお線香をセットにして、「精霊船」の到着場所である「流し場」に持っていきます。長崎でも海沿いの地域が主に行う行事のため、長崎県全土で行われている訳ではありません。

TRIP EDITEORより

爆竹は悪い霊や邪気を払うという意味がある精霊流しは、華やかで楽しそうに見えるかもしれませんが、実は故人への哀悼と敬意を表す重要な仏教行事なのですね。

想像してたものより凄い

長崎県のお墓参り

お盆は、故人の霊を迎えるためにお墓参りをする日本の伝統的な行事ですが、長崎県のお墓参りの仕方はどのような風習なのでしょうか?

長崎県では、お盆になるとお墓参りが花火大会のようになります。普段は昼間にお供え物をして手を合わせるだけのお墓参りも、お盆になると夕暮れから提灯を灯して墓石を彩るそうです。

そして、故人の霊を喜ばせるために、墓前でロケット花火や爆竹などの派手な花火を打ち上げます。

これらの花火は「やびや」と呼ばれ、長崎県独自の伝統です。やびやは、悪い霊や邪気を払うという意味もあり、長崎県のお盆は、華やかで楽しそうに見えるかもしれませんが、実は故人への敬愛と感謝の気持ちを表す大切な仏教行事なのです。

長崎県ならではのお墓

長崎県は、日本で唯一オランダやポルトガルとの交流を許された地域だった名残から、日本と中国、オランダの文化が混ざり合った異国情緒にあふれる建物を多くみることができ、建物だけではなくお墓にも他ではあまり見かけない特徴が数多く見受けられるそうです。

いろいろ調べてみると、長崎県では、お墓の文字を金色に塗られているものが多いそうです。

長崎市の老舗石材店・のなか石材の公式サイトには、長崎の墓石に金箔が貼られているのは中国盆の「金をもやす」風習があることに基づくと記載がある。中国では清明節の墓参りの際にお金を模して作った「紙銭」を燃やす風習があり、そのことを指しているようだ。

タウンネットより

異国情緒の交わる長崎県、調べるとまだまだいろんな風習が出てきそうですね。

まとめ

今回は、「長崎県のド派手なお盆の真実」として、長崎県で古くから受け継がれているお盆のちょっと変わった風習をお届けしました。

自分の地域では当たり前のことだと思っていても、他県のかたから見ると、「変わってる」という風習はあるのでしょうね。

先祖の供養を大事に重んじる、ステキな長崎県の風習が知れて良かったです。

最後まで読んで下さりありがとうございました

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