え?塩って太りやすいの?
「塩はゼロカロリーだからダイエット中でも気にしなくていいよね」と思っている人は多いかもしれません。
しかし、実は塩にはダイエットに悪影響を及ぼす要素が隠れているのです。
今回は、塩がなぜ太るのかについて解説します。ダイエット中の方は特に注意して読んでくださいね!
超意外な太る原因とは
NHKの番組「あしたが変わるトリセツショー」で古今東西1億本以上の科学論文を調べた結果、
「今まで見落としてきた「超意外な太る原因」を発見!それはなんと塩」という研究結果が!
●塩をたくさんとると 太るスイッチがオンになる
塩で太ってしまう驚きの仕組みを、マウスの研究から明らかにしたコロラド大学のリチャード・ジョンソン教授によると、塩分をたくさんとることで食事でとった糖質がフルクトースという糖に変換されるスイッチがオンになるというんで
フルクトースとは甘いジュースや果物に多く含まれる糖の一種で、糖の中でも特に脂肪を蓄えやすい性質があります!このメカニズム、ヒトでも同じことが起きていると考えられるのです。
nhkあしたが変わるトリセツショーより
塩をたくさんとると なぜ太る?
塩をきっかけに脂肪を蓄えやすくする「スイッチ」。先ほどの番組では、人間の進化の過程で生まれた「サバイバル・スイッチ」だと考えられているそう。
大昔、大自然の中で生活していた私たちの祖先は、時折干ばつの危機に襲われる過酷な状況に見舞われていた。
なので飲み水が確保できなくなると、体内は脱水状態になり、血液中の水分も少なくなる。
結果塩分濃度があがってしまう。
そしてこの時働き始めるのが「サバイバルスイッチ!」
エネルギーの貯蔵庫である脂肪ですが、実は脂肪は燃焼するとき、ほぼ同じ量の水を体内で生みだしてくれるんです!
つまり「サバイバルスイッチ」とはエネルギーと水の元になる「脂肪」を蓄えさせるためのもので、こうして私たちの祖先は厳しい環境を生き残ってきた。
ところが人類の暮らしは大きく変わりました。たくさんのしょっぱいものを食べていると、血液中の塩分濃度が上がり、私たちの体は干ばつが起きていると勘違い!水不足、食糧不足に備えようと、せっせと脂肪を蓄え始めてしまうんです。
それは大変だ!!
塩の摂りすぎには注意が必要
塩は血圧にも影響を与えます。塩分を摂りすぎると血管が収縮し、血圧が上昇する可能性があります。高血圧は生活習慣病の一つであり、肥満や心臓病などのリスクを高める要因となります。
そのため、塩分を制限することで血圧を下げる効果も期待できます。高血圧は心臓や血管に負担をかけるため、健康上のリスクが高まります。塩分制限によって血圧を下げることができれば、健康的な生活を維持することができます。
塩で太らないために効果的なのは 水!
論文データベースを探っていくと、あるものが「塩で太らないための対策に効果的」であるという研究を発見!それはなんと水。
水を飲む量を増やしただけで肥満予防になるという。「食事前に水を飲み干す」だけでダイエット促進につながるという研究結果が!
実は、日本人の7割は水分補給が不十分とされています。食前にコップ1杯の水を飲もう!
*注意
水を飲むことと肥満予防の関係は、メカニズムも含めてまだ研究途上です。専門家によると、その効果には個人差もあると考えられるとのこと。太らないためには、運動やバランスの取れた食事も大切です。また、「水の飲み過ぎ」にもご注意ください。特に、腎臓の働きが低下している人は、心臓や血管への悪影響が考えられます。ためす前に必ず医師にご相談を!
NHKあしたのトリセツショーより
一般的な塩分制限とダイエットの関係
一般的に塩はゼロカロリーであるにも関わらず、なぜダイエットに悪影響を与えると言われているのでしょうか?
実は、塩分制限とダイエットは密接な関係があります。
まず、塩分制限を行うことで体内の水分バランスが崩れ、体重の増減が起こります。塩分を摂りすぎると体内に余分な水分が蓄積され、むくみや体重の増加を引き起こすことがあります。
また、塩分制限によって味が薄くなるため、食事の満足感が減少し、ついつい食べすぎてしまうこともあります。
食事の量を減らすことでカロリー摂取量を減らすことができますが、塩分制限だけでは実際の脂肪の燃焼や代謝の改善にはつながりません。
さらに、塩分制限によって体内の電解質バランスが崩れる可能性があります。体内の電解質バランスが乱れると、体の機能が正常に働かなくなり、健康に悪影響を及ぼすことがあります。
特に、心臓や腎臓に負担がかかる可能性がありますので、塩分制限を行う場合は医師の指導のもと行うことが重要です。
バランスが大事ってことね!
塩はゼロカロリーであるため、ダイエットにおいて塩分制限を行うことは一見理にかなっているように思えますが、その効果やリスクについては注意が必要です。塩分制限を行う場合は、バランスの取れた食事や適度な運動と併せて行うことが大切です。食事制限の方法については、医師や栄養士のアドバイスを受けながら行うことが望ましいですね。
塩の代わりになる調味料で工夫しよう
塩はゼロカロリーではありますが、摂りすぎると体重や血圧に悪影響を及ぼす可能性があるので、塩を使わない調味料やハーブなどを上手に活用することも、ダイエットに役立つポイントです。
塩の代わりになる調味料を試してみて、食事のバリエーションを広げてみるのも良いですね!
ダイエットはただ体重を落とすだけではなく、健康を維持することも重要です。塩分制限を意識しながら、バランスの取れた食事と適度な運動を心がけましょう。
まとめ
以上今回は、「塩は0カロリーなのになぜ太る?ダイエットの罠に注意」を紹介しました。
調べてみると意外な発見で驚きましたが、塩の摂りすぎでサバイバルスイッチが入らないように、日々適度な塩分と水分補給を心がけて、健康な毎日をすごしましょう!
最後まで読んで下さりありがとうございました